
1 シーズン
11 エピソード
リッチマン、プアウーマン - Season 0 Episode 2 リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク
日向と真琴は空港での告白のあと、遠距離恋愛を続けている。ある日仕事でニューヨークを訪れた日向は、研究発表会で現地に来ていた真琴と久しぶりに逢瀬を楽しむ。数週間後、真琴はブラジルの研究所がカーニバル休暇のため1週間限定で日本に帰国し、周囲の勧めで日向の部屋に滞在する。二人は直接会って過ごせることを喜ぶものの、スタイリッシュな生活スタイルの日向と生活感丸出しの真琴の共同生活は噛みあわない。 一方、刑期を終えた朝比奈は、ビジネスへの復帰は考えずにひっそりと過ごしていた。PFプロジェクトではJIテックが専用端末のみで利用できる方向を進め、個人のPCで利用できるシステムを追求する日向と対立する。日向はこの難局を乗り越えるため朝比奈にビジネスパートナーとしての復帰を望むが、その決断は社内外で反発を生む。再会した朝比奈も、自分に頼るのは同じことの繰り返しで安易な方法だと申し出を断る。 滞在中、真琴は勤務先が外資系企業に買収され、次の勤務地がボストンになると聞かされる。今後日本に帰るのは難しくなる可能性があり、真琴は日向の側にいるために退職して日本で再び地獄の就職活動をするか、そのまま勤務するかの決断を迫られる。日向に相談しようとした真琴は、社員からハードワークに対する反発を受けて悩んでいる彼と言い争いになる。部屋を出ていった真琴は、偶然朝比奈と再会して日向のことを語り合う。数日後、研究者としてまだまだ未熟なことを自覚した真琴は、ボストン行きを決める。 安岡夫妻の結婚式の日、日向はJIテックが経営破綻したことを知り、会合に向かう。日向はPFの利益を経営再建に充てることを勧めると同時に、PFのプログラムをオープンソース化して個人端末に対応させるアイデアを提案して受諾され、JIテックの幹部や開発社員たちの士気を鼓舞する。その後ようやく式場に来られた日向は、真琴とともに幸せそうな夫妻の姿を見ながら、自分たちはあのようなカップルにはなれず、仕事を通じて繋がっていた戦友のようなものだと語り合う。そして、日向は真琴に別れを告げ、真琴はボストンに旅立つ。 日向は社員たちに改めてハードワークを厭わない姿勢を求めつつも、PFがあらゆる端末で使えるようになることを伝えて彼らを喜ばせる。その後、再びニューヨークでハードディスク確保の交渉をするも難航していた日向の元に朝比奈がビジネスマンとして現れ、JIテック内の開発チームがより高性能のものを実用化できる見込みを伝えプロジェクトを助ける。朝比奈は、自分も変わることを決意したと日向に語る。その頃、真琴の元にはNI社員たちから近くを訪れている日向に会うよう促すメールが次々と届き、日向が別れを決意したのは、真琴を傷つけたくないためだったと知る。真琴は日向の元に向かい、お互いに相手のために変わろうと決意する。その後、朝比奈が本格的にNIに復帰した日、真琴は帰国し、二人は真琴の希望通りお互いを下の名前で呼び合う仲になる。