1 シーズン
11 エピソード
リッチマン、プアウーマン
日向徹は若くして時価総額3000億円のベンチャーIT企業「NEXT INNOVATION(ネクスト・イノベーション)」を率いる社長であり、天才と評されるが傍若無人で毀誉褒貶の激しい人物である一方、母に捨てられた心の傷を密かに抱えている。ある日彼は自社の会社説明会で、東大生ながら折からの就職難で内定ゼロの就活生女子と出会う。その名は澤木千尋といい、彼の探している実母と同姓同名であった。日向は彼女を自分が力を入れる戸籍情報管理システム「パーソナルファイル」の計画にインターンシップとして参加させる。しかし彼女の名は実は偽名であった。彼女は日向の実母の知人で、日向は覚えていなかったが数年前に日向本人と出会っており、彼を実母に会わせてやれなかったことを悔いていた。そのことからつい澤木千尋の名を騙って彼の前に現れたのだが、やがてその素性は日向にばれてしまう。