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その時がきた - Season 1 Episode 1 その時がきた
東京にある九重美容外科クリニック。院長を務める九重彰野は四十八歳。マスコミでももてはやされている。 彰野の夫・明治も同じ医師だが、アルコール依存症の治療に打ち込むため、城ケ島で診療所を設立、行きっ放しだ。 九月のある日、彰野の一人娘・美術大学に通う毬世のグループ展が開かれる。毬世の出品した絵のモデルは彰野。 その毬世の作品を、見知らぬ若者がじっと見つめていた。毬世が気になって声をかけると、寂しそうな絵だと若者は感想をもらす。 彰野のもとに、知人の紹介で、新しいアルバイト医添田がやってくる。添田は彰野の医大の後輩だった。