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横溝正史シリーズ - Season 1 Episode 16 「悪魔が来りて笛を吹く」第四話
淡路島で、妙海尼が何者かによって絞殺されたその翌日の夜、東京の椿邸では新宮利彦が、温室で、かつて椿英輔が愛でていた白蘭の花びらを血に染めて殺されていた。 金田一は、急拠須磨から東京へ戻った。温室のウツボカズラの袋から?子の大切にしていたダイヤの指輪が発見される。 宝石には異常な執着心を持っている?子が全く騒がずにいるのに金田一は疑念を抱くが、?子は利彦の窮状を見かねてくれてやったのだと答える。 数日後、目賀博士が殺され、邸内の池に浮んでいた。そしてまた芝増上寺境内で、天銀堂事件の有力な容疑者の一人だった飯尾豊三郎の死体が無惨な姿で発見された。 三島東太郎に疑惑を抱いていた金田一は三島の本籍地岡山へ飛んだ。 だが三島東太郎なる人物は戦病死として戸籍から消えているではないか......?