1 シーズン
70 エピソード
ハリスの旋風
主人公・石田国松は、屋台のラーメン屋を営む石田家の長男。かつて一家は静岡でラーメン屋を営んでいたが、国松が札付きの乱暴者で、これまで多くの学校を退学になり、一家も住んでいられなくなったために東京に引っ越してきた。 上京した国松は、ある日名門ハリス学園に勤める教員・岩波剛三とトラブルになり、なんと岩波をノックアウトしてしまう。この様子を見ていた学園長はその運動神経に着目し、良さを伸ばしながら矯正しようと入学を勧める。これに国松は最初は逆らうものの、不思議な力を持った園長の言うがままに入学し、岩波の担任するクラスに編入する。なお、岩波とのトラブルは最初から園長の想定内であった。 転校後、国松は早くも同級生の剣道部員・横地伊三郎や不良の伊野久弥と喧嘩になる。その暴れっぷりに着目した運動部がこぞって勧誘に来るが、国松が出した入部の条件は「弁当を差し出すこと」だった。また、隣の席の朝井葉子とは喧嘩友達になる。しかし、その横地が剣道部員から制裁を受けたことで義憤を感じ、単身乗り込んで敵を討つ。 その後は持ち前の運動神経を活かして野球部、剣道部、ボクシング部、そしてサッカー部で活躍し、どの部も大会で優勝させてしまう。どの部でも最初はトラブルを起こすが、何故かどの部の幹部も国松に惹かれていく。 サッカー部在籍時、ハリス学園の理事長であるカスタード・プリンとふとした事でトラブルになり、サッカー部は解散命令、国松は退学処分を受ける。しかし、全校生徒の嘆願や国松の身を挺しての直談判などでサッカー部の解散は取り消しとなり、国松もその後暫くして許される。サッカーの全国大会に出場したハリス学園は、決勝戦で宿敵・三和田学院を下して優勝。プリン理事長に見込まれた国松は、アメリカの本校への留学が決まる。全校生徒の盛大な見送りを受け、羽田から渡米する。