1 シーズン
10 エピソード
慶次郎縁側日記
時は1800年代の初め。森口慶次郎は、一人娘の三千代を祝言の直前に不幸な事件で失い、娘婿となるはずだった晃之助を養子に迎える。それから3年後、晃之助に家督を譲り、嫁の皐月を迎えて隠居し、根岸の里で商家の別荘の寮番(管理人)になる。男に遊ばれて自害した最愛の娘を弔い、心に背負った傷を癒すための、慶次郎の第二の人生がはじまる…。 定町廻り同心のご隠居、仏の慶次郎が、江戸の庶民の哀感に寄り添いつつ、悩みや揉め事をひもといていく、一話完結の日記帳。傷を背負った人々が、互いの孤独を癒しつつ、それぞれの明日を生きていく。