1 シーズン
10 エピソード
俺の家の話
後に能楽の人間国宝となる観山寿三郎を父に持つ観山寿一は、いくら能の稽古に励んでも父から褒めてもらえない修業生活に嫌気がさし17歳で家出、プロレス団体に入門しプロレスラー・ブリザード寿として一時代を築く成功を収めるが、ある日寿三郎が危篤になったと聞き実家の家族の元へ帰還、重篤な父を目の当たりにしてレスラーを引退し、25年ぶりに実家に戻り宗家を継ぐ決心をする。 しかし寿三郎は危篤状態から奇跡的に回復し、さらに謎の女性介護ヘルパー・志田さくらにぞっこんになるあまり、彼女との結婚と全遺産の譲渡を招集した門弟たちの前で宣言する。 自宅での介護を希望する寿三郎は認知症の傾向が確認され要介護1の判定が下されたため、嫁いだ寿一の妹・長田舞、寿一の弟で弁護士の観山踊介、芸養子の観山寿限無ら子供たちの間で介護を分担することになるが、そんな折、さくらに高齢男性に近づき遺産を狙う「後妻業の女」であるとの疑惑が持ち上がり、寿三郎の介護を絡めたお家騒動に発展する。