ドクター彦次郎1~塀の中から来た名医!
ある日、旅館の女将・小川志乃(黒谷友香)から急患の連絡を受けた彦次郎は、腹痛を訴える宿泊客の森忠彦(東根作寿英)を往診した。森は都内で画廊を営んでおり、京都には女子高生のひとり娘・七海(荒川ちか)と2人で旅行に来ていたようだった。彦次郎は名刺を渡し、痛みがぶり返したら必ず連絡するよう告げる。 ところが翌日、その森が遺体となって発見される…! 現場に彦次郎の名刺が落ちていたことから、彦次郎は重要参考人として京都府警捜査一課刑事・後白河孝麿(宇梶剛士)に連行されてしまう。後白河は京都に代々続く名家の跡取りでありながら警察を志望したこれまた異色の刑事で、彦次郎とはひょんなことから知り合い、長年に渡っていがみ合ってきた犬猿の仲だ。