やくざ刑事 恐怖の毒ガス
5分に一度ある! 千葉命がけの大活劇
警視庁の特捜部員、隼田志郎は極秘命令のもとに、クラブ「サファリ」を経営する元新生会幹部関口の動きをさぐっていた。そして、なんとなく不自然な動きを示す「サファリ」の美人ホステス・阿里沙に接近するため、宮城県のスキー場に遊ぶ彼女を追って鳴子温泉へとやって来た。だが、阿里沙は隼田の目の前で、何者とも知れぬ男の兇弾に倒れ雪を赤く染めて死んでいった。隼田は東京に戻ると、関ロの幹部黒川に取り入って舎弟分のひとりとなり、決死の潜入を開始した。一方、隼田の相棒・峰尾は、最近関口かクレー射撃場でしばしば会っているボルマンの、毒物学の権威西博士の研究しているGX毒ガスの製造法と研究データを奪い、某国諜報部に売りつける計画を立てていたのだ…。