さくや 妖怪伝
江戸時代-宝永四年。かつてこの世が闇に支配された時代。霊峰・富士の大噴火により、封印されていた魔界との結界が破れ、次々と地上に悪しき妖怪が溢れ出す。この事態を打破すべく、幕府の命を受けたひとりの少女がいた-17歳の少女、妖怪討伐士さくや。彼女は、この世で唯一、妖怪を斬ることができる妖刀"村正"を受け継ぐが、この村正が、妖怪たちの汚れた血を吸うたびに、さくやの生命の残量は減っていく。やがて、さくやは父が手にかけた妖怪の子供を、弟として育てることを決意する。血を超えた絆で結ばれた二人の行く手には、世界の存続を賭けた壮絶な戦いが待っていた!